こんにちは!
本日は、気温はそんなに高くなかったはずですが・・・
湿度が高くなんだか息苦しい暑さの1日でした(;^ω^)お疲れ様でした!
そんな中、お昼休憩でニュースを見ていると・・・・・
北米から、次の新型ホンダ「アコード」に10速ATが搭載される
というニュースが聞こえてきました。
MT車では見られないギヤ数ですが、どうしてここまで多段化したのでしょう。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ATには様々な種類があるのです。
ここで言う「多段化するAT」は、「ステップAT」とも呼ばれるもので、
内部に「遊星ギア」が入っており、このギアの数が増えているのです。
最近では、6速が標準的な存在になっていました。
ちなみに、MTもかつては4速や5速が中心でしたが、今や6速が標準的な数になっています。
ポルシェに7速はありますが、ほかのブランドに7速が広がる気配はありません。
高性能スポーツカーはAT化が進んでいますし、
小さくて安いスポーツカーには7速の必要性がそれほどないからでしょう。
また、あまりにギヤ数が多すぎると使いにくいもの。
それもMTの多段化を抑える理由になっているようです。
6速から7速で止まったMTの多段化に対して、ATの多段化は止まりません。
メルセデスベンツやレンジローバー、ジープなどには9速ATが搭載されています。
その理由は、簡単で「段数を増やすと、燃費が良くなる」からです。
お時間のある方は是非、続きもご覧ください(^^♪
多段化の理由
エンジンには、走行に必要な出力に対して、燃費の良くなるエンジン回転数域というものがあります。業界的には「燃費の目玉」といわれるところです。走行中に、エンジンの回転をその目玉の回転数内におさめておくと燃費がよくなります。そして、走行中に大きく変化する出力と回転数を調整する為にあるのが変速機。つまりギヤです。そのギヤ数が多ければ多いほど、エンジンの回転数を「燃費の目玉」の中にとどめやすくなります。そのためにギヤの数は増える一方なのです。
トヨタも昨年の秋に10速ATを開発したことを発表しています。
6速が常識だった時に7速や8速の話が出たころは、「多段化が重量増になるので限界がある」と言われていたもの。。。
今回のホンダ車は遊星ギアを導入し、コンパクト化した事で変速機の長さを従来の6段ATと同等に抑えました。
要するに、6段ATが収まっていたスペースに、そのまま10段ATを搭載できるのです。
いったい限界はどこのあたりにあるのでしょうか。
厳しい燃費向上の要望が続く限り、もしかすると多段化の流れは止まらないのかもしれませんね!