昨年9月にマイナーチェンジを実施し、フランクフルトショーでデビューを飾ったポルシェ911(Type991後期型)
先日、試乗してまいりました。
今回のビッグマイナーチェンジによる最大の変更点はなんといってもターボ化された新型パワーユニット搭載であります。
2021年までに欧州市場で販売する新車1台あたりの企業別平均CO2排出量を95g/km以下とする規制を見据えての変更と言われております。
カレラおよびカレラSに搭載されるのはいずれも排気量3リッターとなるツインターボエンジン!!
小排気量エンジンにターボを組み合わせパワーと燃費を両立する手法を「ダウンサイジング」と呼称されますが、ポルシェ社においては911らしさを失わないためにあえて3リッターまでの軽減にとどめ、ダウンではなく「ライトサイジング」であると提唱しているようです。
カレラなのにターボ???
まったくもってイメージできませんが…
最高出力はカレラが370ps、カレラSは420psと前期型と比較しても20psのパワーアップとなりました。
試乗車は上記画像のようにカレラSであったのですが、言うまでもなくストレスフリーかつ911らしさを何の違和感もなく感じられるフィーリングでありました。
そして2番目の大きな変更点はインターフェイスの刷新であります!!
従来の純正とは言い難いナビゲーションシステムに代わり新開発のポルシェ・コミュニケーション・マネージメント(PCM)が搭載されました。
スマートフォンとの連携が可能でGoogle Earthおよびストリートビューの利用ができiphoneをPCMへ接続することでApple社の「CarPlay」も使えるようです。
5連メーターにナビ画面が反映されるのに違和感を感じましたが、こちらもすぐに慣れることでしょう。
新たにステアリングに備え付けられた「ロータリースイッチ」につきましてはまた次回、ご紹介したいと思います。
<Part.2へ続く>